箱庭療法とは

 

日本に「臨床心理学」
そして「カウンセリング」を普及させた
元文化庁長官である故河合隼雄先生
その河合氏が

スイスの箱庭療法家・カルフ(Kalff.D.M)から伝授され 

1965年「箱庭療法」という名称によって 

日本に紹介した心理療法の一つです

 

箱庭療法は
個人の心の奥深くにある
“イメージ”の作用によって 

心の不調の治癒や癒しに導くものです

 

そのやり方から
日本人にはとても親しみやすいもので 
輸入されたものでありながら 
日本において最も広がり、根を張っています 


57cm×72cmの、砂が入った長方形の箱
その時の自分の気持ちに任せて
並んでいるミニチュアの中から
好きなものを選び
砂の上に自由に置いていく…


もしかしたら
懐かしい幼稚園の“お砂場遊び”を
思い出す方もいるのではないでしょうか



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そんな手軽さの反面、箱庭は
経験豊かなセラピストが側にいて
その過程を共有することによって、
心の深いところの表現のツールとなり
作る人の深い創造性がさらに発揮されます


箱庭は自己表現でもあります
制作中や制作後、何かにきづいたり
不思議にすっきりしたり
人によっては新しいアイディアが
浮かんだりすることもあります
 
 
 それらの気づき、表現は
 全てご自身の中から出て来たもの
 箱庭セラピストは
 作り手の方の創造性が十分発揮できるよう
 安全で、守られた空間を提供いたします

 

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の分析について

 

心の奥の「無意識」について
皆さんは考えたことがありますか。
自分の心にあるものなのに
全く知らない領域…
ある人は「魑魅魍魎とした」世界
という風に表現しました

カール・グスタフ・ユング(1875~1961)は
「無意識」について
“私たちの意識を補償するもの”
として捉えました

私たちは普段
心の奥の方に存在している
「無意識」には
あまり目を向けません
しかし「無意識」の中には
「魑魅魍魎とした」ものたちばかりでなく
考えもしなかったような
可能性も沢山存在します

人生の中で
大きな問題にぶち当たったとき
どうしても解決できなかったり
越えていくことができなかったり
立往生してしまった経験は
誰にでもあります

そんな時、無意識のドアを
ノックしてみませんか
 


そこには
自分の知らなかった
広大な可能性とストーリーが
本来の自分へと
あなたを導くべく待っています

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